一般に、外資系のエレクトロニクス企業やIT企業は、広報/宣伝活動に利用可能な英文コンテンツを多数有しています。日本法人が、それらを日本語に翻訳してマーケティング活動に活用しようと考えるのは当然のことです。ところが、実際にはその翻訳の段階で大きな壁に突き当たってしまうことが多いのではないでしょうか。その壁とは、「翻訳会社/翻訳者から納品された原稿が意味を理解できるものになっていない。そのため、修正作業に多くの時間と手間を費やさなければならなくなる」というものです。
技術系文書の翻訳には、「高い英語力」と「高度な専門知識」が必要であることは言うまでもありません。そして、技術分野を専門とする翻訳者であれば、これらの要件は満足しているはずです。しかしながら、日本語の文章として読みやすいものに仕上げるには、もう1つ「高い日本語力」も必要になります。優れた翻訳文書、言い換えれば、技術系企業が情報発信の手段として使用するのにふさわしい日本語の文書を作り上げるには、その文書の読み手と情報の性質に応じた適切な文章表現を使いこなさなければなりません。原文の意味を的確に理解し、いわゆる意訳のレベルを超えて、その意味を伝えるのに最適な日本語の表現ですべての文章を記述しなければならないのです。つまり、「高い英語力」、「高度な専門知識」、「高い日本語力」の3つを満たす必要があるということです。メディア・カバレッジの翻訳サービスでは、技術領域を専門とする翻訳者と編集者がペアを組むことで、これら3つの要件を満たし、質の高い翻訳文書を作り上げられる体制を構築しています。
上記のとおり、「高い英語力」、「高度な専門知識」、「高い日本語力」の3つを満たすことができれば、欲しい結果が得られるのでしょうか。実は、「翻訳会社/翻訳者から納品された原稿が意味を理解できるものになっていない」ことには、もう1つの理由があります。
技術情報のような専門性の高い内容を一意的に意味を特定できる文章で伝えるには、単語の選び方、表現方法、さらにはその文書の想定読者にとって必要十分な情報の取捨選択といった面で、細心の注意を払う必要があります。これは、そのための訓練を十分に積んだ経験のない人にとっては非常に困難な作業です。ところが、エレクトロニクス企業やIT企業では、技術系文書は、そのような訓練を受けていない技術者/元技術者が執筆するケースがほとんどです。その場合、出来上がった文書は、最終的な読み手となる「自身に対しても他者に対しても高い品質を要求する日本の技術者」にとって満足できるレベルのものであるとは限りません。結果として、英語の原文自体のクオリティが十分ではないために、それを忠実に訳し、読みやすい日本語の文章にするだけでは、企業のマーケティング活動に使用するのにふさわしいものとはならないケースが多いのです。
メディア・カバレッジの翻訳サービスは、一般的な翻訳の域を超え、このような課題をも解決します。具体的には、著者が本当に伝えたいことを推察して的確な文章で表現するだけでなく、必要に応じて、情報を追加したり、削除したり、文章の並び順などを変えて段落を構成し直したり、適切な見出しを付け直したり、といった編集作業を加えることによって最適な文書に仕上げることが可能です。これは、技術専門誌での経験を有する編集者を擁しているからこそ可能なことです。当社の翻訳サービスを利用すれば、お客様は、従来のように修正作業に時間と手間をかけることなく、原文を超えるクオリティ、商業誌と同等のクオリティの翻訳文書を手にすることができます。ぜひ、本サービスをご活用ください。
メディア・カバレッジは、英日翻訳だけでなく、日英翻訳のサービスも提供しています。その作業に当たるのは、すべてネイティブの翻訳者です。いずれの翻訳者も日本での在住経験/職務経験を持ち、日本語にも精通しています。日英翻訳サービスの対応分野は、IT、一般ビジネス、投資家向け情報、コーポレート情報(経営/投資/財務、業績/株式、社債)などです。各分野の翻訳担当者は、それぞれの分野での実務を通して豊富な専門知識を身に付けています。それに加え、英字新聞や英字ビジネス誌、英字情報誌の編集者/ライターとしての経験も有しています。そのため、原稿の趣旨に沿いつつ、専門性の高い内容を適切な英語の文章で表現することが可能です。